ピルは太るという間違った固定観念
ピルを飲んだら太ったという口コミ体験情報は、溢れるほど存在します。
女性にとって、体重増加や「太った/痩せた」は女子トークではメイン案件とも言える重大な問題ですからね。
太ったを連呼する人が多いですが、太らない人もいたり、逆に痩せたという人も少数派ながら存在します。
実際のところは、人それぞれ個人差が大きく、本人の感じ方次第という部分なのかもしれません。
今までと同じ生活をしていたとしても、太らないとは限りません。
年齢と共に代謝は落ちていきますし、女性の身体は自然に丸みを帯びていくのが普通です。
ほんのちょっとした生活習慣が変わっていたり、好みが変化してたりもします。
それらを棚に上げて、ピルのせいだけに責任転嫁しているケースも少なくないのかもしれません。
人はだれしも、自分の責任では無いと言い訳したくなるものですしね。
ただ、ホルモンをコントロールするわけですから、若干の影響はあっても不思議では無い気もします。
特に月経周期によって食欲が増したり落ちたりという女性も居ますので、ピル服用の影響で食欲増進というのはあるでしょう。
食欲が増して、体調も良くなれば、食事が美味しくいただけますし、食べることが楽しくなったりもしますよね。
毎日が楽しくなって、ついつい食べちゃうパターンもあり得ます。
以前の中用量ピルでは、2-3キロ太ることはありましたが、低用量ピルになってからは太らないとも言われています。
体重増加はあっても脂肪増加では無いとか、浮腫(むくみ)であるとか、乳房のハリのせいだろうとか、色々な見解もあります。
ピル服用による体重増加との関係を解明すべく研究や調査は、実に多く報告されてきた経緯があります。
現在のところ、ピルの成分と体重との因果関係は無いと結論付けられているのです。
とはいえ、ピルを飲んで太ったと感じている人は数多くいるのですから、気にならないとは言い切れないのが本音ですよね。
ピルに含まれているホルモン(エストロゲン)には、体内に水分を貯めこみやすいという性質があります。
体内のナトリウム貯留を増加し、水分排出が悪くなり、むくみやすいので、便秘傾向になるので、体重増加につながっているという説もあるのです。
ただし、エストロゲンの保水力で水分キープされるため、肌の潤いが保たれて、ハリ肌キープになっているとか、ニキビ予防にも効果がでていると言えるとか。
水分だけでなく、ビルの種類によっては逆作用で脂質代謝との関係で体重増加の可能性があるという報告もあります。
脂質代謝と言われるとニキビ増えたり? とか、コレステロール? 脂肪?と気になることも多岐にわたってきます。
スキンケアも、ダイエットも、女性にとっては重要度の高い問題ですから、気になっても仕方ないでしょう。
結局のところ、低用量ピルの服用による顕著な体重増加は副作用としては認められていません。
ピルの種類にもよりますし、個人差が大きく、主観的な部分でもありますので、一概に「太らない」とも言い切れません。
なにごとにもメリットとデメリットの両面があります。
食欲増加や、浮腫(むくみ)はありえると考えておいて、食事量のコントールとか、マッサージなどを心がけるのが良いのではないでしょうか。