ピル 血栓症

ピルと血栓症の関係

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低用量ピルと血栓症の副作用

低用量ピルの副作用として、乳がんの心配をする女性がいますが、乳がんの発がん率はピル服用者と非服用者では差がありませんでした。

 

唯一、重大な副作用として気をつけなければならないのは、血栓症のリスクです。

 

血栓症は、エコノミー症候群などに代表される、血液が固まって、血管に詰まってしまう病気です。サッカーの日本代表の高原選手もドイツリーグで活躍中にエコノミー症候群にかかったことで有名です。

 

血管が塞がって詰まると、そこから先に血液の流れが減り、血流が悪くなります。
更には、血液が流れなくなり、先の細胞や組織が壊死して、機能しなくなる重大な疾患です。

 

発生した血栓がはがれて別の血管へ流れていき、細い血管を塞ぐことを血栓塞栓症(けっせんそくせんしょう)とも言います。

 

例えば心筋梗塞や脳梗塞など、命にも関わってしまうような重篤な状態にいたることも少なく無いのです。

 

低用量ピルの副作用には、血栓症リスクがあげられます。

 

ただし、低用量ピルを飲むだけで誰にでも簡単に発症するわけではありません。

 

遺伝的な体質や生活習慣によって、血栓症になりやすいタイプの人が存在しますので、そのような人のリスクが増えるということです。

 

日本人と比較すると欧米人には血栓症の人が多く、血栓症リスクも高いのですが、日本よりも低用量ピルの普及率は高いですね。

 

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ドイツではピル普及率50%、イギリスでは30%、日本ではピル普及率は3%を超えたばかりです。

 

低用量ピルはホルモン量が少ないピル

 

ピルに含まれる卵胞ホルモン(エストロゲン)に、血液を固まりやすくさせる特性があるのですが、従来の中用量や高用量ピルと比べると、ホルモン含有量の低い低用量ピルは、副作用である血栓症リスクも減りました。

 

ただし、低用量ピルを服用することでの血栓症の発症リスクは、服用していない女性のリスクよりも若干高いのは事実です。

 

日本産科婦人科学会は、平成25年12月27日に「低用量ピルの副作用について心配しておられる女性へ」で見解を示しています。

 

低用量ピルの副作用である静脈血栓症による死亡例の報道を受けてのもので、低用量ピル内服中の静脈血栓症の発症頻度は低いものの、喫煙、高年齢、肥満は低用量ピルによる静脈血栓症の発症リスクが高いといわれており、注意をよびかけています。

 

副作用を極限まで抑えたい女性はホルモン含有量が最も低いタイプの「超低用量ピル」があります。

 

マーベロンのジェネリックでマーベロンよりもさらにホルモン量が低いピルが「フェミロン」です。

 

喫煙者、高年齢、肥満と血栓症の関係

 

血栓症の発症リスクが特に高くなるケースとして、「喫煙者」「高年齢」「肥満」があります。

 

低用量ピルの服用による血栓症リスクとの、二重三重のリスクは避けた方が良いということです。

 

特に、低用量ピルを服用しながらの喫煙に関しては、血栓症だけでなく、さまざまな疾患のリスクを非常に高めるため、危険とされているのです。

 

喫煙者と40歳以上の高年齢者は、相対的禁忌(服用には十分な管理と注意が必要な人)とされています。

 

35歳以上で1日15本以上の喫煙者は、絶対的禁忌(服用してはいけない人、禁止)とされています。

 

他にも、軽度の高血圧や血栓症の家族歴(遺伝的体質リスク)、肝障害、心疾患、腎疾患など、血栓症リスクとの関係で相対的禁忌があります。

 

若く、健康で、煙草を吸わない女性に関しては、低用量ピルの服用によって血栓症を引き起こすケースはほとんどありません。

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