低用量ピルで有名なマーベロンの全て
低用量ピル「マーベロン」は、生理日の調整に便利と言われている１相性と呼ばれるタイプです。
月経周期やバランスを整えるというよりも、自ら生理日をコントロールし調整に便利ということからも、初心者よりベテランユーザーの間で人気が高いタイプです。
低用量ピルには、おおきく分類すると「１相性タイプ」と「３相性タイプ」があります。
- 1相性とは、1周期で服用する錠剤の有効成分であるホルモンの含有量が一定のタイプで
- 3相性とは、ホルモン含有量が3段階に変化させてあり、服用する順序がキチンと決まっているタイプです。
(トリキュラーは３相性タイプとなり、マーベロンは１相性タイプです)
マーベロンは、21錠入り「マーベロン21」と、28錠入り「マーベロン28」の2種類があります。
1日1錠なので、21日分と28日分の違いがありますが、どちらも『4週間・28日周期』を1セット分です。
「マーベロン28」には、偽薬（プラセボ）が1週間分はいっています。
マーベロンは1相性タイプのため、1周期の間でホルモンバランスの変化が少ないので、体重増減やニキビなどの発生も少なく、不正出血もおこりにくいとされています。
ニキビ治療に用いる場合は、他の低用量ピルと比較してもネガティブフィードバック(本来の期待される効果とは真逆の作用が出る)が少ないとされており、ニキビ治療薬なのにニキビ症状が悪化してしまうようなケースが非常に少ないのも特徴となっています。
マーベロンの購入方法
マーベロンは国内でも人気の低用量ピルです。通常は、女性クリニックにて最大4シートほどまで購入できます。診断を毎回受ける必要がありますので、ピル料金に診断コストが加わります。
婦人科ではマーベロンの1シート当たりのコストは3000円ほどで、1年分で約36,000円になります。これに診断コストが1回1500円ほどで最低でも3回は必要なため、1年間マーベロンを服用すると40,000円強のコストになります。
お読みの方もすでにご存じかもしれませんが、近年ではマーベロン、トリキュラー、ヤーズなど低用量ピルは個人輸入でも通販することが認められています。
ピルの成分は国内外で同じため、違いはパッケージが外国語であることと、値段が非常に安いことです。
海外ではピルは薬局で処方箋なしで購入でき、値段も日本の数分の一と低価格です。
マーベロンの個人輸入代行には、クスリエクスプレス、アイドラッグ、ベストケンコーなどがあります。
マーベロン21の飲み方
3週間(21日間)毎日1錠ずつ決まった時間に服用し、その後の1週間(7日間)は休薬します。
『4週間・28日周期』を1周期として1セットとし、29日目(休薬した8日目)から次のシートを再スタートします。
マーベロン28の飲み方
3週間(21日間)毎日一錠ずつ決まった時間に服用し、その後の1週間(7日間)は休薬期間として、偽薬(ブラセボ)を毎日服用する。
『4週間・28日周期』を1周期として1セットとし、飲み切った29日目から次のシートを再スタートします。
どちらも避妊目的であれば、『4週間・28日周期』を1周期として1セット繰り返して服用していきます。
マーベロンを飲み忘れた場合
飲み忘れた場合は、24時間以内(1日のみ)飲み忘れに気づいた場合は、気づいた時点ですぐに飲み忘れ分を1錠服用し、次の錠剤はいつもと同じ時間に、1錠服用しましょう。
24時間以上(2日分)飲み忘れた場合は、避妊効果が確実ではありませんのでその周期はストップさせて、次の月経を待って新しいシートで改めて服用開始してください。
避妊目的では無くニキビ治療の目的で服用される場合も多いので、その場合の飲み忘れにはリカバリー服用は必要ありません。
休薬期間の日程管理の為に残った錠剤はシートに残しておいて、続きから通常通り服用してください。
シートに残った錠剤は後から服用したりしないようにお願いします。
『4週間・28日周期』を1周期として1セット、通常分を飲み終えたら、新しいシートで再スタートしてください。
